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FIK アジアゾーン剣道審判講習会 2004

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2004年12月11日~12日、FIKアジアゾーン剣道審判講習会が、香港のHong Kong Park Indoor Games Hall Complexに於いて開催された。FIKからの派遣講師は下記の通り。

佐藤成明先生(剣道・範士八段)
加藤浩二先生(剣道・範士八段)
角 正武先生(剣道・範士八段)

アジアゾーン5か国(オーストラリア、韓国、日本、台湾、香港)から42名の講習生が参加した。また、香港のナショナルチームレベルの11名を含めた計40名の模擬試合者も加わり、講習会を大いに盛り上げた。会場には2日間ともに救護係が待機した。

1日目の午前中には開会式が行われ、主任講師の佐藤先生が審判の使命、義務、心得、また旗の表示に関する講話を行い、英語、韓国語、中国語に翻訳された。続いて、日本からの参加者で八段である、末野氏、田村氏、古川氏が審判の模範を披露した。

講習生は段位、経験、年齢を元に2グループに分かれた。上位グループは、試合者の気合と姿勢、竹刀の刃筋に基づいた有効打突の見極めに焦点を置いた。16時過ぎには稽古会が行われ、参加者は稽古を楽しんだ。

2日目には、前日の夜に到着されたFIK会長・武安先生が、剣道の審判が良くする事は、剣道が急速に普及している中で、剣道界にとって重要な課題であると、激励の言葉を述べられた。また続けて、常日頃から鍛錬する事を忘れず、交剣知愛の精神が求められる、と述べられた。

午前中には1日目と同じグループで実戦練習が行われた。注意点は以下の通り。

1) 試合者による打突がなされた事を理解しても、その打突が刃筋正しく残心あるものであると見極める事が出来た講習生は少なかった。
2) 試合者の動きを予測できた講習生が少なく、他の審判員の動きを気にする事もせず試合者を追っていた。

 

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